昨年初めて訪れて気に入った妙高のいもり池に今年も来てしまった。
今回は笹ヶ峰の方まで行ってみたかったので、ゆっくり2泊することにした。
まだ梅雨開けしていないため、今日は曇り空。路線バスでビジターセンターに到着後、まずはドンヨリした景色のいもり池周辺を1周してみる。

普通に湿気もあって涼しいというほどではないけれど、水辺に吹く風は心地よい。池の周りではホトトギスとウグイスが競い合うように囀っていた。托卵する鳥と托卵される鳥が一緒の場所で鳴いているのは、なんだか納得感がある。
ホオジロがちらほら目につくけれど、ノジコはいないのかな~と探しながら歩いていると、遠くの木に1羽の鳥が飛んできた。誰かな?と双眼鏡で見てみたけれど、どこに止まっているのか全然分からない。諦めて歩き出そうとしたら、その方向からア~オ~ア~♪という奇怪な鳴き声が聴こえてきた。初めて聴くこの声はアオバトかも?と嬉しくなり、再び立ち止まって姿を探したけれど、やっぱり見つからず。こんな薄暗い日に遠くの木の中にいる鳥を見つけるのはさすがに無理か...と残念だけど諦めた。

池を1周するとちょうど良い頃合いになったので、ホテルへ向かうことに。
今回泊まるライムリゾート妙高はビジターセンターから歩いて5分ほどの便利な場所にある。

かつて「かんぽの宿」だったという建物はなんだか学校みたいな印象だけれど、中に入るとモダンな雰囲気。
それほど大規模なホテルではないので、館内の移動が楽で良い。部屋に入ると、とてもスッキリしたデザインの機能的な造りになっていた。


洋室だけど靴を脱いで上がるので、裸足で過ごせるのが嬉しい。ローテーブルの下に置いてある座布団ともクッションともつかないものは、適度な硬さがあって座り心地が良かった。
アメニティはフロント横の棚から自分で取ってくるシステムなので、洗面所周りは最低限のモノしか置いてなくてスッキリ。トイレも十分な広さがあり、床に変な段差があったりしないので出入りしやすくて快適。


部屋の奥の窓際にはデスクも設置されていた。それほど広い部屋ではないけれど、機能的にレイアウトが組まれていてとても良い。

暗証番号方式の頑丈な金庫もあって申し分なし。お茶セットは緑茶と紅茶、ハーブティーのティーバッグが用意されていた。


お茶を淹れるのは後にして、途中で買ったペットボトルの残りをグビッと飲み干し、早速温泉に浸かりに行く。
地下にある温泉エリアもとてもスッキリした感じに整えられている。

お風呂の入口に撮影NGの掲示があったので、写真を撮るのは断念。
池の平温泉は南地獄谷というところから源泉を引いていて、その源泉には硫黄成分を含む黒い泥が混ざっているそうなのだけれど、泥を濾過して無色透明になった温泉が提供されているので、浴槽に注がれている温泉は「単純温泉」だった。
結構汗をかいていたので身体を洗ってスッキリしたところで、まずは内湯の普通の浴槽に浸かってみる。(ジェットつきのぬる湯もあった)
加温・加水・循環濾過・消毒すべてありのお風呂だけれど、塩素臭はしない。当然のことながら温度は丁度良く、全くクセのないお湯だった。老若男女誰でも浸かりやすい温泉なので、それはそれで良いのだけれど、すぐに肌がツルツルになるようなパワーは実感できず、ちょっと物足りなさを感じながら半露天の浴槽に移動してみる。
半露天はごつごつした岩が配された野趣がある感じの浴槽だった。内湯は空気がムワッとしていたけれど、こちらは外気が入るため爽やかで、セミの声も聴こえる。
浸かるとすぐ肌がツルツルする感じがあり、内湯よりも温泉成分が濃いのだなと思った。内湯の湯口からは割と勢いよくお湯が注がれていたけれど、半露天の方はチョロチョロとしか出ていないので、たぶん加水が少ないのだろうと推測。半露天が気に入ったので、以後はこちらの浴槽に直行するようになった。
お風呂の後は、3階にあるライブラリーを覗いてみた。

天気が良ければ窓の外に妙高山がバーン!と見えるはずなので、ここで景色を眺めながら寛ぐのも良さそう。夜はバーになるらしい。
蔵書を見てみると半分くらいは英語の本だった。ライムリゾートは外資系のホテルだから、冬のスキーシーズンにはインバウンドのお客さんが大勢来るのかな。夏の妙高は閑散としているけれど、冬は打って変わって賑わっているのかもしれない。
1泊目は朝食のみのプランにしておいたので、お昼に食べきれなかったおにぎり弁当の残りとパンを食べて夕食を済ませた。このところ急に暑くなったせいで自律神経が乱れているのか、お腹の調子がイマイチで食欲もあまりない💧
お風呂は24時までなので、23:30くらいにちゃぽんと浸かりに行った。
+ + + + + + 就 寝 + + + + + +
2日目の天気予報は雨だったのだけれど、嬉しいことにハズレてくれて、割と晴れている♪
ビュッフェ会場がオープンする7時に、いそいそと朝食へ。

まだ夏休み前でそれほど混んでいないので、窓側の席に座ることができた。
調子が良くない胃に負担をかけないよう、あっさりめの野菜中心メニューで控えめに頂くことにして、こんなチョイスになった。

お腹にやさしい温かいおかゆが嬉しい💛 刺身のツマのように細く切られたゴボウのきんぴらをはじめ、薄めの上品な味付けがとても良い。かんずりマヨネーズをつけて食べる野菜スティックは素朴ながらフレッシュで美味しい。
パリパリのあおさを自分で入れるお味噌汁とヤスダヨーグルトの飲むヨーグルトも追加して、ほどよく満腹になった。
しばし部屋で休憩した後、笹ヶ峰行きのバスに乗る10時頃まで再びいもり池を散歩しようと早めにホテルを出発した。
時間に余裕があるので、池の周りを歩きつつ時々ベンチに座ってボーッとしたり。今日もそれほど涼しくはないけれど、この辺りは蚊がいないことが本当に嬉しい。
今日もウグイスとホオジロばかりが鳴いているなぁと思っていたら、池の上空に1羽の猛禽が悠々と飛んできた。下から見上げると色は薄めで、翼がかなり長い印象。しばらくすると遠くの高い木のてっぺんに止まってくれたので、双眼鏡で眺めてみる。
かなり距離があるので8倍の双眼鏡ではシルエットしか分からないけれど、変にとんがった特徴的な頭の形が目について、あれはハチクマではないか?と思われた。そのうち、もう1羽がカラスにモビングされながら飛んできて同じ木に止まったので、どうやらペアのようだった。気になるな~、もっと近くでよく見たい!と思ったけれど、間もなくバスの時間なので後ろ髪を引かれつつその場を後にした。

平日は1日1往復しかしない笹ヶ峰直行バスに乗ると、私の他には3人くらいのグループが乗っているのみ。いもり池の周辺には立派なカメラを持った鳥撮りらしき人が2人くらいいたけれど、どちらも乗ってこなかったのが意外だった。
くねくねとカーブした山道を上ること30分ほどで、県民の森入口のバス停に到着。そしてここで降りたのは私ひとり。

標高1300mなので、いもり池の辺りより空気が涼しく爽やかな感じ✨
とは言え、予想外に天気が良かったので、歩いているとだんだん暑くなってくる。まずはトイレをお借りしようとグリーンハウスを目指す。その道すがらの木々からも、カラ類とおぼしき小鳥たちの声が聴こえてくる。

しばらく歩いてグリーンハウスに到着。思った以上にクリーンな水洗トイレがあってありがたい。レストランもあるので、帰りにお腹が空いたらラーメンでも食べようかな♪


それにしても本当に人っ子1人いないなぁ...と思いつつ、ドイツトウヒ林から散策をスタートする。高い木々が連なる整備された道を歩いていると、ポポ...ポポ...というツツドリののどかな鳴き声が聴こえてきて、森の奥ではアカハラたちが美しく囀っている。姿は見えないけれど、久々に野鳥の美声を聴きながら歩くのはとても良い気分♪

ただ、しばらく歩いていると結構羽虫が多いのが気になってくる。手に持っていた紙の地図を顔の前で常にワイパーしていないとどうにもならない感じ💧
これではせっかく鳥が見つかっても、双眼鏡を構えた隙に顔が羽虫だらけになりそう。虫除けスプレー効果なし!帽子の上から被る網を持ってくるんだった...
そんな訳で、積極的に鳥の姿を探すことはせず、鳴き声だけを楽しみながら歩いていった。
途中で清水ヶ池に向かう横道に入ると、少し鬱蒼とした感じになってきた。それにしても、どこまで歩いても全く人がいない。一応鈴を鳴らしながら歩いてはいるけれど、さすがにクマが怖くなってくる。時々後ろを振り返って警戒しつつ、池まで行けばきっと人がいるだろうと期待をこめて先へ進んだ。
そして清水ヶ池に到着。ここにも誰もいない...

綺麗な池なので、ほとりで山並みを眺めつつノンビリしたかったけれど、もはやクマが心配すぎる気分になっているので早々に先へ進む。
しばらく歩いて牧場がある開けたエリアに出ると、女性2人が向こうから歩いて来るのに初めて行き会って、なんだかすごくホッとした。遠くの方で牛たちがくつろいでいる姿も見える。この環境ならクマがいきなり飛び出してくることもなかろうと、ようやく落ち着いた気分で歩くスピードを落とし、鳥の姿を探す余裕ができた。あちこちからカケスの鳴き声が聴こえてくるけれど、やっぱり姿は見えず。

グリーンハウスまで帰り着いても空腹ではなかったので、結局ラーメンは食べなかった。
笹ヶ峰は森林セラピーロードに指定されている素敵なハイキングコースなのに、これほどまでに人がいないのは何とももったいない。やっぱり最近はクマが怖くて敬遠されているのかな...。この先夏休みに入って訪れる人が増えてくれることを祈りつつ、帰りのバスに乗った。
ホテルに戻ってから、フロント横にあるカフェでランチ代わりのおやつタイムに♪
連泊中の清掃を辞退したらカフェで使える1000円券を下さったので、ちゃんと有効活用できて良かった。

その後は、歩いた疲れを癒すべく半露天でゆったり入浴。
浴槽に配されている岩は、お湯に浸かっている下の方が真っ黒に変色していて、それを見ると源泉が黒いことがよく分かる。無色透明のお湯には時折黒い湯の花が混じることもあるらしい。黒いままの温泉に浸かれるホテルが1つだけあるので、立ち寄りで浸かりに行ってみたいような。
繰り返し温泉に浸かり、適度に身体を動かしたので、昨日と比べるとちゃんとお腹が空いて夕食が楽しみだった。
夕食も朝と同じビュッフェ会場にて。

鰻の蒲焼やイカソーメンなど、大好きなものがあってテンションが上がる✨ 焼き茄子もとても美味しかった。
好きなものだけ食べれば良くて、量も自在に調節できるビュッフェ形式の食事はやっぱりいいなと思う。
ミニケーキとフルーツのデザートも頂いて、上機嫌で部屋に戻った。

+ + + + + + 就 寝 + + + + + +
最終日も一番乗りで7時から朝食を頂き、ひと休みしてから最後のお風呂へ。
10時にチェックアウトした後は、12:30頃のバスに乗るまでいもり池&ビジターセンターでゆったり過ごす。今回は展示を見る時間もふんだんにあって満喫できた。
ビジターセンターの受付横には今見られる動植物の一覧が掲示されているので、答え合わせ的にチェックしてみた。やっぱりアオバトとハチクマがいることになっている。

いもり池周辺には蝶やトンボも色々な種類のものがいるので、昆虫好きな人にとっても楽しい場所だろうなと思う。
続いてお気に入りの鳥探しゲームにチャレンジ♪


野鳥の解説も充実していて、鳴き声も聴くことができる。


最後にカフェで季節限定ネクタリンソフトクリームを味わった。甘酸っぱいフルーツとミルキーなソフトクリームのハーモニーが最高💛

ますますお気に入りになってしまった妙高のいもり池。次回は紅葉シーズンに来てみようかな♪
=Memo=
1泊朝食つき 11,180 yen
1泊2食つき 16,340 yen
夕食@ビュッフェ会場、朝食@ビュッフェ会場
Check in 15:00/out 10:00
温泉:単純温泉(pH7.7)






































































































































